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第 07 課 · 本当のイエス

イエスは本当にいた人なの?

「イエスはただのお話だよ。サンタクロースやスーパーヒーローみたいなものさ」と言う人がいます。でも、歴史家たち、つまり過去に本当は何が起きたかを明らかにするのが仕事の人たちは、ほとんどみな同じ意見です。イエスは本当にいた人だ、と。どうしてわかるのか、見てみましょう。

大理石の柱のある古代の書斎で、トガを着たローマの歴史家が机に向かって巻物に書いている

敵さえもイエスについて書いた

だれかの友だちがその人のことをほめるのは、ふつうのことです。でも、その人のがその人について語るとしたら?それは力強い証拠です。

イエスやイエスに従う人たちを好きではなかったのに、それでもイエスについて書いた人たちがいます。

  • 1
    タキトゥス。ローマの歴史家です。クリスチャンはおろかだと思っていました。でも、「クリストゥス」がティベリウス帝の時代にポンテオ・ピラトによって処刑された、と書きました。イエスの人生の基本的な事実を確認したのです。
  • 2
    ヨセフス。ローマのために働いたユダヤ人の歴史家です。イエスと、イエスの兄弟ヤコブについて書きました。ヨセフスはクリスチャンではなかったので、作り話をする理由がありませんでした。
  • 3
    ユダヤの指導者たち。ユダヤの教師たちは、自分たちの書物の中でイエスについて書き、イエスに反対する議論をしました。でも、「イエスは存在しなかった」とは一度も言いませんでした。イエスはまちがっていた、と言ったのです。つまり、イエスが実在したことを知っていたということです。
🎨 こんなふうに考えてみよう
敵のルール。学校に、仲の悪い二人の子どもがいると想像してください。その一人が「うん、あの子が本当にかけっこで勝ったよ」と言ったら、その子のことが好きではないのに言ったのだから、それは本当にちがいないとわかります。その子をほめる理由がないからです。イエスの敵が、イエスは存在した、処刑された、従う人たちがいた、と認めているなら、それはとくに強い証拠です。クリスチャンの話に力を貸す理由が、まったくなかったからです。
かけっこの後の校庭で、女の子がほこらしげに青い優勝リボンをかかげ、男の子が彼女の勝ちを認めてうなずいている
🌟 今日のふしぎ

バート・アーマンは、イエスが神だとは信じていない有名な学者です。批判する立場から、一生をかけて新約聖書を研究してきました。それでも、こう言っています。「イエスは存在した。それを否定する人は、解決する以上の問題を作り出しているだけだ。」キリスト教に賛成しない人たちまでイエスは実在したと言うのなら、かなり自信を持っていいでしょう。

古い写本が山積みになった机で、温かいランプの下、こわれやすいページを調べるめがねをかけた現代の学者
📝 かくにんクイズ

イエスの敵さえもイエスについて書いたことが大切なのは、なぜですか?

💬 家族で話してみよう
  • 君を好きではない人が、それでも君のよいところを言ったら、友だちが言うより信じやすいでしょうか、信じにくいでしょうか?それはなぜ?
  • 歴史家たちがそう思っていないのに、イエスは実在しなかったと言う人がいるのは、なぜだと思いますか?
  • ローマやユダヤの書き手がイエスの存在を確認していたと知ると、聖書の物語についての考え方は変わりますか?
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