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第 08 課 · イエスはだれ?

イエスは「わたしは神だ」と言った。本当のことだったの?

イエスは「よい先生」だった、「かしこい人」だった、と言う人はたくさんいます。でも、ここにおどろくことがあります。イエス自身は、そんなほめ言葉を受け取らなかったはずなのです。なぜなら、イエスは自分のことを、それよりもずっと、ずっと大きな存在だと言ったからです。

夕日にそまった金色の丘で、先生がすわった大勢の人々に語りかけている。遠くから見た景色

イエスが実際に言ったこと

よい先生は「やさしくしなさい」「がんばりなさい」といったことを言います。イエスもそういうことを言いました。でもイエスは、ふつうの先生ならぜったいに言わないことも言ったのです。

  • 1
    イエスは、自分は罪をゆるすことができると言いました。自分に対してした悪いことではなく、神さまに対する罪をです。それができるのは神さまだけです。その場にいた宗教の指導者たちはショックを受けました。イエスが何を言おうとしているのか、彼らにははっきりわかったのです。
  • 2
    イエスは、これまで生きたすべての人をさばくと言いました。歴史の終わりに、だれが正しくてだれがまちがっているかを自分が決める、と言ったのです。ユダヤの歴史の中で、先生も、預言者も、王も、そんなことを言った人はひとりもいません。それは神さまの仕事だったからです。
  • 3
    イエスは、人々が自分を礼拝するのをゆるしました。イエスの宗教では、神さま以外のだれかを礼拝することは、考えられるかぎり最悪の罪でした。でも人々がひれふしてイエスを礼拝したとき、イエスは一度も止めませんでした。よいユダヤ人の先生なら、ぞっとしたはずです。イエスが本当に神さまでないかぎり。
🌟 今日のふしぎ

イエスが「アブラハムが生まれる前から、わたしはある」と言ったとき、聞いていた人たちはイエスを殺そうとしました。どうしてでしょう?「わたしはある」というのは、その何百年も前、神さまが燃えるしばの中でモーセに語ったときに、ご自分につけた名前だったからです。その場にいた全員が、イエスが何を言っているのかをはっきりわかっていました。イエスは、自分は神だと言っていたのです。

夕暮れの岩だらけの荒野の丘で、金色のほのおに包まれて光るしば。枝は燃えつきていない

大切な考え:三つの選択肢

C・S・ルイスという有名な作家(もとは無神論者でした!)は、イエスの主張を前にすると、私たちに残される答えは三つしかないことを指摘しました。

  • うそつき。イエスは自分が神ではないと知っていたのに、人をだますためにそう言ったのかもしれません。でも、それではつじつまが合いません。イエスの教えは、これまで語られた言葉の中でもっとも尊敬されているものの一つで、イエスを信じない人たちでさえそう認めています。そしてイエスは、その言葉を取り消すよりも死ぬことを選びました。うそをついている人は、命があぶなくなると、ふつうはあきらめてしまうものです。
  • 気がおかしくなった人。イエスは本当に自分が神だと信じていたけれど、ただ気がおかしかっただけなのかもしれません。でも、気がおかしくなった人は、ふつう頭が混乱していて、現実から切りはなされています。イエスはプレッシャーの中でも落ち着いていて、議論では頭がさえていて、深い思いやりを持っていて、その教えは 2,000 年ものあいだ世界を形づくってきました。現実とのつながりを失った人には、とても聞こえません。
  • 主。イエスは本当のことを言っていたのかもしれません。イエスは本当に、自分で言ったとおりの方なのかもしれません。これは多くの人がさけようとする選択肢ですが、すべての証拠とぴったり合うのはこれだけです。

C・S・ルイスはこう言いました。イエスをうそつきと呼ぶこともできる。気がおかしくなった人と呼ぶこともできる。主と呼ぶこともできる。でも、「ただのよい先生」と呼ぶことはできない。イエスはその選択肢を残さなかったのだ、と。

石のかべにある三つの背の高い古い木のとびら。真ん中のとびらが金色の光でかがやき、その前で子どもがどれにするか考えている
🎨 こんなふうに考えてみよう
ある日、算数の先生が教室に入ってきて、こう言ったとしましょう。「太陽系を作ったのは私です。君がこれまでにした悪いことを、私はぜんぶゆるすことができます。そして時の終わりに、私は地球上のすべての人をさばきます。」君の反応は三つしかありません。先生はうそをついているか、先生は気がおかしくなったか、それとも先生は信じられないほどすごい本当のことを言っているか。「なんてやさしい先生だろう」とは、ぜったいに言わないはずです。この主張は、そんなふうに受け止めるには大きすぎるのです。
びっくりした顔の子どもたちでいっぱいの教室。先生が前に立ち、両手を大きく広げてとほうもない宣言をしている

子どもたちがよくする質問

🤔 質問

「イエスは本当はそんなこと言わなかったのかもしれない。あとから人が作った話なのかもしれない。」

💡 いい質問だね!

イエスについてのいちばん古い文書は、イエスが死んでからほんの数年後、イエスを知っている人たちがまだ生きているうちに書かれたもので、そこにはもうイエスが神として書かれています。伝説ができあがるには長い時間がかかります。でもこの主張は、「そんなことはなかった」と言える目撃者が何百人もいたときに、すぐに現れました。目撃者たちがそう言わなかったのは、それが本当だったからです。

📝 かくにんクイズ

どうしてイエスを「よい先生」と呼ぶだけではだめなの?

💬 家族で話してみよう
  • もし君の先生が「私は神だ」と言ったら、君はどう思う?先生の言葉を信じるには、何が必要だろう?
  • C・S・ルイスは、イエスはうそつきか、気がおかしくなった人か、主か、そのどれかだと言った。君はどれだと思う?どうして?
  • 三つの選択肢と向き合うかわりに、イエスを「ただのよい先生」と呼びたがる人がいるのはどうしてだと思う?
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